サツマイモの育て方
水はけや通気性がよい土地を好むため、排水性を高めるために高畝にしましょう。
やせた土地でもよく育ちます。
サツマイモは肥料の吸収が強いので、元肥は控えめにしましょう。
窒素分が多いと、葉ばかりが大きく育ち、芋の質がさがる「つるボケ」になってしまうので注意しましょう。
雨の前に植えつけると、雨のおかげで根の活着がよくなるので、おすすめです。
「つる返し」を行わないと、つるの途中から伸びた根にも栄養分が蓄えられて小さな芋になり、全体の芋の太りが悪くなります。
つるを返して葉が重なるため光合成が阻害され、芋の太りが悪くなるので、しない方がよいとの説もありますが、
当店では「つる返し」を推奨しています。
1.土作り |
クリックで図を拡大 | | 石灰を約1坪あたり50gまき、混ぜ込み酸度調整をしましょう。1週間後、窒素分を抑えた「いも専用肥料」を50g施し耕します。 幅80cm、高さ30cmの畝を作ります。 |
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2.植えつけ |
クリックで図を拡大 | | 地温が15℃以上になってから植えましょう。束ねてある苗蔓は蒸れないようにほどいて日陰に広げておきましょう。畝に平行に深さ10cmほどの穴を掘り、つるの3節ほどが埋まるように30cm間隔で苗蔓を寝かせて植えましょう。 長めのものは水平に、短いものは垂直に植えます。土が乾燥している場合は、植えつけ後にたっぷりと水をやってください。 |
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3.つる返し |
| | つるが伸びてくると節から根が生えてきます。そのままにするといもが大きくならないので、根が張らないように剥がします。両端のつるをたぐりあげ、地面に伸びた根を切ります。手繰り返したつるはひっくり返して株の上に載せておきます。 生育中に2〜3回はつる返しを行いましょう。 |
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4.収穫 |
| | 早生の早堀は8月末から収穫できますが、通常は10〜11月ごろに霜が降りたら収穫です。 1株ためしに掘り起こして太っていたら、芋を傷つけないように丁寧に掘りましょう。 |